ウォール街の貧困抗議デモについて

とうとう、米国人もきれましたw

911以降から、ウォールストリートで、少数の米国人による散発的なデモはやられていたんだが、
これほど大規模になるとは、大多数の一般貧困層の方々もwよほど腹にすえかねたんでしょう。まあ、自分らの税金から、金融屋どもに、ひとりにつき何億とかいう金を投入されたんだから、それも当然だろう。

日本のネットでは、共産主義者のデモと勘違いしたような意見がよく見られるが、これは真っ赤な間違いです。こう意見をいう奴は、情弱な奴とみなしませうw
今回のデモは市場原理主義者どもに対するものです。

俺は現在の株式社会は、人類に対する挑戦としてしか見ていません。

そもそも論として、株の空売りができる時点で、健全な資本主義なんてものは成り立たないんですわ。
あまり、テレビでは言われないんだが、空売りを行った者が最大の利益を得るのは、対象の会社が倒産した時です。大株主から株を借り受け高い内に売抜けておいて、その金の一部を使い、対象の会社は風評被害や事実をねつ造し倒産させて、持ち主に返す時は紙くずになってるから返す必要がなくなり、大金をゲットできるって事も、極論可能なわけです。大金持ちになりたいんなら、人を殺してでもある程度の資産を持って、ネイサン・ロスチャイルドのように市場を操作して、うまくやればいいだけです。まあ、これは極端な例だが、株価を風評によってあげるだけあげて空売りし、スキャンダルを作り上げて地に叩き落すって手法は、第一次世界大戦の前からよく使われていたものです。

ゴールドマンサックスなどの巷で言われているエリート証券マンのやるべき仕事ってのは、これ以上でも以下でもありません。つまり、こいつらの仕事は、状況を先読みする事ではなく、状況を作り出す事です。先読みしようとがんばってる一般ユーザは、極一部のギャンブルの天才以外全員潜在的な負け組です。こういう話をすると、陰謀論がどうとかいう奴がいるが、日本においてもバブル崩壊のきっかけとなったプラザ合意後にこれをやられちまいましたから、陰謀でもなんでもないただの事実です。

話はそれましたので、デモに戻りましょう。ブッシュが無能なのか狙ってやったのかはわかりませんが、米国は本気で金融立国を目指してしまったせいで、産業が空洞化し、低賃金で働く移民が腐るほどいるので、働く場所がなくなったブルーワーカーたちが、デモを起こしたってのが今回のデモの真相です。ほぼブッシュが米国経済を破壊したのは間違いないので、デモの対象になっている後を引き継いだオバマには少し気の毒だ。まあ、オバマにしてもウォールストリートのまわしもんってのは定説なんですがw

これは日本にも言える事なんだが、働かない奴らに金を持たせるのは、やはりモラルハザードが起きます。日本では団塊の老人ども、米国ではウォールストリートのネオコン。こういう輩の弊害は、正確な情報が世の中に伝わらない、科学・技術の発展を大幅に遅延させるなど考えられます。例えば、人類の夢である大量生産可能な無限機関を発明した科学者がバングラデシュにいたとしたら、こいつらは世間にそれを知らせず、核兵器を持っているとかイチャモンをつけて、迷わず原爆をバングラデシュに投下するでしょう。そのまえにちゃっかり自分だけは無限機関を手に入れるのは忘れずに。

社会の発展を妨げる奴らの方が、一般市民より金を持つなんてあってはならん事です。